[ベルリン 6日 ロイター] - IHSマークイットが発表した2020年12月のドイツのサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は47.0で、11月の46.0から上昇した。ただし新型コロナウイルス感染第2波を受けたロックダウン(都市封鎖)の影響で、景況拡大と悪化の分かれ目である50を3カ月連続で下回り、速報値の47.7からも下方改定された。

製造業とサービス部門を合わせた総合PMIは51.7から52.0に上昇。ロックダウンにもかかわらず製造業の景況感は改善したことが寄与した。ただし速報値の52.5からは下方改定された。

IHSマークイットの首席エコノミスト、フィル・スミス氏は「一回目のロックダウンと違い、2020年第4・四半期の活動への影響は主に一時的に営業を停止したセクターに限られ、製造業は底固さを示した」と指摘した。ワクチンが開発されたおかげで今後1年の見通しは改善したが、コロナ規制は感染者数が高止まりする間は続く見込みで目先の状況は依然不透明だと述べた。