世銀、世界成長4%に下方修正 ワクチン普及難航で悪化も
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ワクチンの一刻も早い普及が重要ですが、座して待つよりも、コロナ下でのあらゆる活動をもっとしやすくするための大規模な公共投資需要は(公共事業でも、補助金でも)莫大にあるように思います。
・教育環境/ツールの充実とフレキシブル化
・飲食店/商業施設の換気設備拡充などの設備投資と換気状況の見える化
・開業/改装/業態転換/移転支援
・感染者受入体制の大幅拡充
注目のコメント
世銀はワクチン普及難航の場合は、1.6%成長と予測しています。
2021年前半はコロナの猛威で、経済成長は停滞。後半に薄日がさす程度ではないでしょうか。かなりきびしい状況です。ウィルスが猛威を振るった欧州と米国ですが、厳しいロックダウンを敷いたEUが2020年▲7.4%、2021年3.6%、トランプ大統領が経済優先の姿勢を取って対策が乱れた米国が同じく▲3.6%、3.5%、欧米に比べて感染者も死者も二桁少ないながら医療崩壊が叫ばれ自粛が強調された日本が▲5.3%、2.5%です。日本はここに来て再び非常事態宣言を出して経済活動を止めようとしていますから、2021年の成長率はこれより低くなくかもしれません。
日米欧とも人為的に経済活動を抑制しているいま、予測はワクチンの効果を含む新型コロナウイルスの動向次第といった側面がありますが、感染者が遥かに少なかった日本の2020年の落ち込みが米国よりずっと大きく、2020年の回復力も欧米に見劣りすると評価されるところに我が国の問題が隠れているように感じます。
ワクチンの有効率が伝えられている通りなら(ファイザー製で95%)、ワクチンは状況を一気に変えるゲームチェンジャ―になり得ます。去年6月に世界に先駆けて製薬会社と供給の基本合意に達したとされながら、その後の遅れが目立つのが残念です。後れを取り戻してスムーズに進めることが国民の豊かさを保ち、ひいては世界の中で我が国の力を保つことに繋がりそう。官邸が主導して2月に接種開始できるよう進めているとのことですが、大いに期待しています。(^.^)/~~~フレ!逆に2020年の成長率見通しは▲5.2%から▲4.3%に上方修正されてます。
それでも、この見通しに基づけば、世界のGDPが2021年時点ではコロナ前の2019年に届かないことになります。