2021/1/6

【2021年版】NYT記者が選ぶ「ベストテクノロジー大賞」

テクノロジーに救われた1年
例年、筆者は「グッド・テック・アワード(このテックがすごい賞)」と題したコラムを執筆している。その年、最も人道的かつ献身的な功績を残したテクノロジーを称える企画だ。
年によっては、受賞にふさわしいプロジェクトを無理やりひねり出さなくてはならないこともある。しかし、2020年は違った。
昨年、テクノロジーはこれまでにないほど多くの貢献を果たした。在宅ワークやリモート授業の環境を提供し、遠く離れた大切な人々とのコミュニケーションを支え、人種差別と戦う運動を盛り上げ、公正な選挙を守り抜き、パンデミック下の経済を動かした。
(Robin Utrecht/SOPA Images/LightRocket via Getty Images)
そして、世界中の技術者たちが、人類を危機から救うべく、力を尽くして重大な問題に取り組んだ。
パンデミック対策や反人種差別運動をはじめとする慈善活動に資金を提供した大手テック企業は少なくない。また、会社の在庫から個人用保護具を寄付したり、接触追跡アプリなどの重要ツールを開発することで貢献した企業もある。
一方で、それほど注目されることはなくとも、確かな変化を起こすことに成功したテクノロジーも存在する。本コラムでは、そんなテクノロジーの背後の技術者たちにスポットライトを当て、彼らに感謝の意を表したい。