【高橋祥子】生命の「失敗許容主義」をビジネスに活かす
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ちょうど緊急事態宣言に入ってしまいましたが、本日1/8についに全国発売開始です!
2020年は歴史に残る年として、世界的な感染症の流行を機に日常は一変し、分断は加速し、来年のこともわからない混沌とした世界となりました。この時代に、これからの未来を生きるすべての人たちへ伝えたいと思っている私たし生命の性質のことを一冊の本にしました。
・多様性の本質とは何か?
・個人の意志とは何か?
・感情とは何なのか?
・なぜ生命は寿命を持つのか?
・時間とはなにか?
・生命と時間との関係は?
など生命の原則を理解すると、個人の人生も、会社や組織経営も、社会も行動の選択が変わります。
多くの方々に関わる読んでいただきたい渾身の一冊なので、是非お手にとっていただけると、とてもとても嬉しいですm(_ _)m「起業家」であり「生命科学研究者」でもある高橋さんのバックグラウンドに惹かれこの企画は始まりました。
起業は、何もないところからゼロイチを生み出すとても不確実性の高い生き方です。その分、困難も葛藤も数多い。しかし、そんな高橋さんの思考は非常にソリッドで迷いがありません。そのわけを尋ねると、「生命科学を学んだからです」という答えが返ってきました。人間は何よりもまず、生命である。生命の原則を知ることで解決できる悩み、回避できる迷いはたくさんあるのだと。
いつも凛として、いさぎよく決断し生きる高橋さんに見えている景色を多くの人と共有するため、この本が生まれました。
迷いなく生きるための「生命講義」
という帯のコピーどおり、多くの人の未来を照らす本にできたと思います。
・多様性の本質は「同質性」にある
・「仕事ができない人」は、視野の共有で解決できる
・なぜ、人類は非効率に見える感情を抱えて生きるのか
・利己と利他は対立しない
・生命は「失敗許容主義」を貫いている
難しい専門的な話はありません!(それらも学べるようにはなっていますが)。今まで理系の学問に縁遠かった人こそ、ぜひ。この記事のタイトルを拝見した時に「企業も同じだな」と思いましたが、記事内に
>「失敗許容主義」には、人類だけにとどまらず企業が生き残る戦略のヒントがあると考えています。
とあって、「ですよね」という感じです。
特に、昨今のビジネスを取り巻く環境のスピードが速くなりかつ不確実性が増す中で、「如何に高速に失敗とチューニングを繰り返せるか」は重要なテーマになっています。
DXが進まない理由の大きな要因として毎回挙げられますが、日本はローンチ前から厳しくROIを求められたり、完全な事業計画やら稟議書になっていないといけない、完璧なものでないとローンチ出来ないという傾向が強く、顧客からのフィードバックをもとにアップデートするアプローチからは乖離しています。
PwCが2018年に実施したグローバル・デジタル・オペレーション調査でも、「貴社の企業文化と組織体制は、どのようにしてデジタル・トランスフォーメーションを実現化していますか?」という問いに対して、「失敗は、成長する上で必要なものだと認識している」と回答したのは、グローバルでは38%、日本では僅か18%でした。
この企業文化を変えていくことが、デジタル時代でビジネスを成功させる一つの要諦であると思います。
また、多様性についての、以下の指摘も同意です。
>多様性を作ることそのものを目的にするのではなく、ある目的を達成したいと考える「同質性」を持つものをまず集め、多少の環境変化にも対応できるための手段として多様性を確保する、というのが本来の意味での多様性のあり方
最近複数の企業が「purpose」を掲げていますが、こういったビジョンや価値観の共有があってこその多様性であると私も思います。
法「人格」とはよくいったもので、人格(心)の部分で共感出来ないと一つの身体がバラバラに動いてしまう感覚なんですよね…
最近どこかで読みましたが、これからは「企業が“人”のように行動する時代」(SDGsや社会課題解決など、人の根源にある(と信じたい)人間性を持った行動)ということで、そのような在り方を期待してしまいます。