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はやぶさ2

探査機「はやぶさ2」がリュウグウで試料を採取して持ち帰る6年の旅を完遂。分析や次のミッションを解説。

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「はやぶさ2」プロジェクトメンバーが宇宙を志した二つのきっかけ

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探査機はやぶさ2の着陸時のデータを管制室で見守る宇宙航空研究開発機構(JAXA)の大野剛研究開発員(右)、菊地翔太プロジェクト研究員(中央)=2019年2月22日(JAXA提供)
探査機はやぶさ2の着陸時のデータを管制室で見守る宇宙航空研究開発機構(JAXA)の大野剛研究開発員(右)、菊地翔太プロジェクト研究員(中央)=2019年2月22日(JAXA提供)

 小惑星の岩石のかけらを持ち帰る偉業を達成した小惑星探査機「はやぶさ2」のプロジェクトに関わる研究者や技術者は、何に影響を受けて宇宙に興味を持ったのか。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の職員や大学の研究者、メーカー担当者ら関係者46人にアンケートを取った結果を見ると、日本の宇宙探査を次世代につなげるヒントも見えてくる。【池田知広/科学環境部】

 調査は昨年6月、近畿大学の道上達広教授(惑星科学)がオンラインで実施。他の人の回答を参考にしつつ、自由回答も組み合わせて、何に影響を受けたか複数選んでもらった。

 その結果、最も多くの人が選んだのは「宇宙戦艦ヤマト」で、19人が選択。40~50代で圧倒的な支持を集めた。調査に回答はしていないが、JAXA宇宙科学研究所の国中均所長(60)も、公の場でしばしば作中のセリフを引用している。

 2位はアニメ「銀河鉄道999」と「機動戦士ガンダム」、木星や土星などの鮮明な写真を撮影した「ボイジャー計画」で、それぞれ14人が選んだ。続いて13…

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