新着Pick
36Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
やはり、という感じです。既に井上さんが解説されていることが全てですが、私も過去に「それしかない」というコラムを書いたことがあります。技術的にベンチマークをどこに置くかという問題がありますが、これは今のBOJのYCCがやっているように各国利回りに可動域を嵌めるしかないのではないかと察します。基準日付は月末、月初、会合日、積み日、色々な考え方があるかもしれません。勉強対象です。

YCC捨てる日銀、拾うECB
https://jp.reuters.com/article/column-forexforum-yen-daisuke-karakama-idJPKCN1VB06B
日本と同じくユーロ圏も物価目標の達成が一段と遠のいているだけに、金融緩和の持続力の強化が一層重要になっている中で、こうした議論が現れたのだと思います。少なくとも現時点までの日銀のイールドカーブコントロール場合、実際の国債買入額を顕著に抑制できた点で「効率性」の高い手法に見えるのだと思います。

その上でユーロ圏は19か国から構成され、相対的に大きな規模の国債市場を有する国に限っても6カ国あるだけに、どのイールドカーブを目標にするかは技術的に難しい問題です。

例えば6カ国のインデックスを目標にした場合、分かりやすさだけでなく政策効果の推計に課題が残る一方、特定国のイールドカーブだけを焦点に置いた場合、ユーロ圏でしばしば生ずる各国国債間のスプレッドの変動に上手く対応できません。記事が取り上げたOISカーブのコントロールには、どのような政策手段で影響を与えるかという課題が残ります。

その意味で、ユーロ圏でも導入したいというのであれば、例えば昨年末時点の各国の国債のイールドカーブを各々20bp下方にシフトさせることを一律の目標にするといった選択肢が考えられます。
結局、中立金利がマイナスに突っ込んでいる状況では、金融政策のみではそれ以上に実質金利下げられませんから、財政政策との協調なしでは金融政策は効果を発揮しにくくなってしまうということでしょう。