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対岸の火事と見るべき事案ではない。

ホルムズ海峡を通過する日本関係の船舶は1年にタンカー約500隻を含む1500隻以上。1日あたり約4隻が通る計算。日本は、アメリカが主導する経済制裁に連動しており、外交の上では友好関係にあるが、今月予定される米大統領就任式の前後にはさらなる挑発が起こるかどうか、注意が必要。

拿捕の背景には、韓国による70億ドルの資金凍結解除に向け協議すべく韓国外相が数日内にテヘランを訪れることがあると見られる。英ガーディアン紙によると、イランがこのタイミングで敵対的行動に出るのは、政府内にくすぶる対米強硬派と実務派との内部争いの表れであり、前者の指示によって舵は切られたと見ている。⤵︎

https://www.theguardian.com/world/2021/jan/04/iran-resumes-enriching-uranium-breach-nuclear-deal?CMP=Share_iOSApp_Other
韓国政府は、海軍の特殊部隊(対海賊用に設立された清海部隊)をイラン近海に派遣しました。
 イラン側の拿捕の理由は、あくまでタンカーが「化学物質で海洋を汚染したため」です。
 しかし、直後にイラン政府が、「韓国政府と我が国の凍結資産について交渉する」と言っていることから見ても、凍結資産70億ドルの奪還が目当てと見なさざるをえません。
 米国の経済制裁にともなって凍結されたイラン政府の海外資産の内、韓国にある70億ドルは、イランにしてみれば喉から手が出るほど欲しいでしょう。石油を売るルートもほとんど閉ざされていて、自国通貨は暴落しています。
 しかし、このやり口が看過されると考えたなら、甘いでしょう。韓国政府がイラン政府と交渉する、というのはイラン政府の一方的な言い分で、韓国政府がしたのは、タンカー解放の要求と特殊部隊の派遣だけです。米国政府にも当然、支援を要請しているでしょう。
 韓国のタンカーを拿捕したのは革命防衛隊です。米国と戦端を開きたくはないし、中国は石油の密輸を斡旋してくれている最大の友好国、ヨーロッパも利用価値があるので敵に回したくはないでしょう。
 はっきりと韓国のタンカーと知って狙ったと考えられます。韓国は、敵に回してもそれほど問題ではない、そして70億ドルもの凍結資産を保管している、というのが狙われた理由でしょう。つまり、韓国を見くびった、ということです。しかし、これで米国が動くことはないと思っているなら、甘すぎます。
韓国船籍のタンカーが環境汚染を理由に拿捕されるのが正当なのかどうかはわからないが、この一件だけで航行の自由が妨げられたと言い切るのも難しいように思う。政治的な意図があるにしても、そこに追い詰めていったのはアメリカというのを棚に上げるのも…。
アメリカの大統領交代目前の、このタイミングにも注目しておきたいです。ウラン濃縮の動きと合わせて。
こちらの記事もご参考です。
最近の動きで、空母ミニッツ帰還命令・ところが一転撤回派遣継続・イランがウラン濃縮20%に引き上げ・韓国タンカーの拿捕と中東が騒がしい...

米原子力空母「ニミッツ」派遣継続、イランの脅威に対抗(The Wall Street Journal)
https://newspicks.com/news/5510697
イラン、ウラン濃縮20%に引き上げ 核合意修復困難(Reuters)
https://newspicks.com/news/5511325
ウラン濃縮度20%の意向を通達 イラン、IAEAに対し(共同通信、1月2日)
https://newspicks.com/news/5507165
ペルシャ湾の米空母に突然の撤収命令、対イラン戦略、国防総省内の対立反映か(月刊誌「Wedge」のウェブ版、1月4日)
https://newspicks.com/news/5509793
イランに対する経済制裁によって、どれだけ多くのイラン国民に影響が出ているのか心配になります。おそらく軍部は制裁後に残された僅かなお金でも軍事開発を進めると思うので、核開発等に絞った効果的な制裁の方法を模索しないといけないのかもしれません。