感染疑わしい受験生は排除？大学入試のコロナ対策、文科省が大学へ“丸投げ”で大混乱

センター試験は、濃厚接触者は受けさせる方向で検討と報道されています（昨年10月時点）。
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センター試験には追試制度があるものの、追試の追試はなく、共通試験であることを考えると妥当な判断でしょう。ただ、公共交通機関を使わないことへの制限を事実上かけることが難しいことと、受験生自身が「濃厚接触者」であることを申告して受験するとも限らず、一定のリスクが伴ったまま行うことを織り込んでおかなければならないでしょう。

センター試験では、特別な事情のある場合は別室で受験させるように制度設計されており、ある程度監督者と「別室」に余裕を持たせてはいますが、今回の場合、濃厚接触者の人数によっては、個別に部屋を用意することは難しく、複数の濃厚接触者が集まる別室を作ることになると思います。それも致し方ないのですが、この状態で受験する受験生はもとより、監督者の防疫体制をどうするかが課題となるでしょう。それを引き金として、大学内で多数の感染者が発生する可能性があります。試験監督は、大学の専任教員（高齢者比率も小さくありません）が努めていることが多いと思います。

各大学の独自試験も、センター試験の基準に倣うでしょう。