[4日 ロイター] - オンラインカジノなどを運営する英エンテイン(旧GVC)は4日、米カジノ運営のMGMリゾーツから110億ドルで買収提案を受けたが、エンテインの事業価値を著しく過小評価しているとの認識を示した。

エンテインはブックメーカー(賭け屋)のラドブロークスを傘下に持つ。

米最高裁は2018年、スポーツ賭博の解禁を認める判断を示しており、米国が次の一大市場になるとみられている。

MGMとエンテインは2018年に合弁事業を設立。最高裁の判断を受けて、米国でオンライン賭博のシステムを構築した。

MGMはエンテイン株1株当たり1383ペンスを提示。前営業日終値を22%上回る水準で、ロイターの算出によると、買収総額は80億9000万ポンド(110億8000万ドル)となる。

4日のエンテイン株は28%急騰し、上場来高値の1455ペンスを付けた。

エンテインによると、MGMからは複数回にわたって買収提案を受けている。

MGMのコメントは取れていない。

*内容を追加しました。