Hello, tomorrow. 明日を見通す。未来をつくる。
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新しい年を迎えるにあたり、相応しいかな、と思うテーマなので紹介させてください。
「Ten Years to Midnight」
PwCネットワークのストラテジー&リーダーシップ部門グローバルリーダー、ブレア・シェパードによる書籍です。
今、世界を取り巻く4つの危機:
・失業と不完全雇用
・テクノロジーによる危機
・制度がアップデートされない事による不信感、不安感
・リーダーシップの危機
これらがいかに広範かつ複雑に入り組んでいるのか、しかしながら今後10年間で解決策を慎重かつ大胆に実行に移せば、闇ではなく夜明けを迎えることができると述べています。
逆に言えば、これからの10年が正念場だと思います。
PwCでは、2013年から現代社会が抱える課題を、ADAPTとして以下の5つとして捉えてきました:
・Asymmetry(非対称性)
貧富の差の拡大と中間層の衰退
・ Disruption(破壊的な変化)
テクノロジーの広がりやすさとそれが個人、気候、社会に与える影響
・Age(人口動態)
ビジネス、社会制度、経済への人口動態圧力
・Polarisation(分断)
世界的なコンセンサスの崩壊や分断、ナショナリズムやポピュリズムの台頭
・Trust(信頼)
社会を支える諸機関への信頼低下
ここ数年、更には今回のコロナにより上記のADAPTはより顕著になったようにも思えます。
但し、非対称性も破壊的な変化も人口動態も、当然ネガティブな側面だけではありません。
分断ですら、捉え方によっては新たなコミュニティの在り方かもしれない。
これらをどう捉え直し、再定義していくのかをこれからの10年で皆んなで考え、解決策を実行し、明るい未来を創っていきたいと思っています。