箱根駅伝 青学大主将・神林 直前のケガ、給水役の伴走で「ラストラン」

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第52回全日本大学駅伝の7区を1位で終え、吉田圭太(右)にたすきを渡す青学大の神林勇太=三重県松阪市で2020年11月1日(代表撮影)
第52回全日本大学駅伝の7区を1位で終え、吉田圭太(右)にたすきを渡す青学大の神林勇太=三重県松阪市で2020年11月1日(代表撮影)

 第97回東京箱根間往復大学駅伝で往路12位と苦戦した青山学院大は復路で健闘。大会直前の故障で欠場となった主将の神林勇太(4年)は、9区で飯田貴之(3年)の給水役を務めた。

 9区の15キロ手前、東海大と4位争いを展開する飯田に給水を手渡した神林は大声で激励した。わずかな距離の伴走が、神林にとって競技人生の「ラストラン」となった。

 神林は「箱根が終わってしまうと、それ以上頑張れない。懸ける思いは誰よりも、どんなものよりも大きい。未練はありません」。大会前、すがすがしく語っていた。常勝軍団の主将が陸上を始めたきっかけは「父が箱根好きだったんですよ。それがきっかけで、自分も箱根を走りたいと思って」。

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