レバノン、新年祝砲で死者 空港の航空機も被害
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同様の事態は、他のアラブ諸国、イラクやイエメンなどでもあります。結婚式などでは、やはり祝砲の流れ弾で死傷者が出ることがよくあります。
問題は、なぜそんなに銃が民間で所有されているのか、ですね。刀狩りをしないのか?ということですが、できないのですね。政府にそれだけの力がありません。
レバノンは、観光業も盛んな、それなりに近代的な社会に見えますが、政治的に見ると、宗教・宗派ごとの政党兼民兵組織が実権を持っていて、それぞれのシマを統治しています。政府や警察、軍は、民兵を制圧できるほどの武力がありません。
こういう宗派別民兵組織がそれぞれのシマを統治している国は、今のアラブ諸国だとレバノン、イラク、イエメンです。宗派の間の争いが数万の死者を出す内戦になることもよくあります。エチオピアやスーダンのようなアフリカの国でも、同様のことは起きています。
祝砲で毎回死傷者が出るのは、そういう国であり、そういう社会だからです。