メリットだらけ! 読書がもたらす5つの健康上の効果と、読書を習慣づけるためのヒント
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「情報取得」に便利だが、読書がもたらす優れた作用はSNSにはない。
散文でも詩歌でも、複雑に構想された文を読むことでニューロン(神経細胞)間の新たなつながりを促し、脳の言語処理を司る分野間でコミュニケーションを増やし、感覚情報を処理する体性感覚野にも長期的な変化をもたらとするこの記事。
逆にIT革命の負の産物として長い文を精読する能力(deep literacy/deep reading)が低下していることを指摘し、近年の脳科学研究を紹介しながら警鐘を鳴らすのが次の米National Affairsの記事。興味深いので、併せて読むことを奨める。
https://nationalaffairs.com/publications/detail/the-erosion-of-deep-literacy
文脈理解、独創性や戦略構想能力など、イノベーションの基礎に関わる能力としてdeep literacyをめぐる今後の研究に注目したい。
なお、読書が促す神経発生のプロセスについて、認知神経科学の専門家Maryanne Wolfの “Reader, Come Home: the Reading Brain in a Digital World” (2018. 未翻訳、Kindle版あり)が分かりやすくて面白い。知的忍耐力の低減と民主主義社会の持続生についての言及もあり、示唆に富んでいる。大前研一さんが「一時間の読書をしたら三時間考えろ」という文脈の言葉をおっしゃっていましたが、実践すると劇的に読書の効用が変わりました。
具体的には本の要約をノートにまとめて構造化して、他の情報と紐づけ体系化する。そして自分の考察を入れるという方法です。
他にもやり方があるかもしれないですがNewsPicksユーザーであれば本を読むのは当たり前で、それをどう血肉とするかのほうが面白い論点となるかもしれません。