【堤 浩幸】生産性を高めるために働く環境の整備が必要
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注目のコメント
今回の特集で、どの会社においても戦略レベルの話は当たり前のことが多いと感じました。それができているかできていないかが違うのは、結局今回の冒頭にあるような「社員が力を出し切っているかどうか」であり、事業や文化は違えど、そこにトップがきちんと注意を払えるかどうかと思いました。
フィリップス・ジャパン社長の堤浩幸氏の連載第7回(最終回)です。
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日本のNEC、米国のシスコシステムズ、韓国のサムスン電子ジャパンと、IT業界で30年にわたってキャリアを築いてきた堤浩幸氏。
2016年にオランダを本拠とする現フィリップス・ジャパンに転じてからは、IT業界で培った知見を活かし、健康・医療分野におけるヘルステックで、日本発のイノベーション、価値創造に挑んでいる。
欧米、アジアと世界をまたぐマネジメント経験をたどりながら、グローバル企業で磨いたリーダーシップの極意と仕事の哲学を明かす。(全7回)
■第1回 NEC、シスコ、サムスン、フィリップスで磨いた仕事術
■第2回 慶應理工からNECに就職。英語の洗礼を受ける
■第3回 NECで社長秘書として経営をサポート
■第4回 シスコシステムズに転職。チーム力を高める
■第5回 スタンフォードでグローバルリーダーに刺激を受ける
■第6回 できるリーダーは「わからない」を隠さない
■第7回 生産性を高めるために働く環境の整備が必要誤解っぽいコメントがあるので中の人としてコメントしますと、フィリップス・ジャパンはコロナ禍以前から在宅勤務に寛容で、私のチームでも「用がなければオフィスに来なくても良い」としていました。2020年8月からは「コロナ禍収束後も」職務的に必要な職種以外は在宅勤務ベースに変更になっています。私も今年に入ってオフィスに行ったのは一度だけです。
コロナ禍前は中途採用で在宅勤務の柔軟性をアピールして差別化できていたのが、結果的になくなってしまいましたね。