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今までサムスン電子は液晶ディスプレイ(LCD)の3割ほどをサムスンディスプレイから供給してもらいましたが、今後サムスンディスプレイのLCD生産が中止になると、中国のLCDメーカーに頼るしかない、要は中国のLCDメーカーとの価格交渉力を確保するための動きでもあると思います。
スマホは上位モデルはOLEDシフトしているが、テレビ・ノートはまだ大部分が液晶。Samsungは液晶は撤退方向ではあったが、テレビなど内製用だけでも賄えるという判断なのだろう。あとは需給タイト(下記)になるなかでの調達できないリスクを避ける。
https://newspicks.com/news/5494126
『地元メディアは29日、複数の業界関係者の話として、生産延長はサムスン電子の担当部門からの要請で、1年間となると報じた。』
コロナウイルス感染拡大で映画館よりも自宅で映画観賞をする人が増え、ネットフリックスの番組が話題になり、大型テレビが売れる。それに合わせて生産終了予定だったサムスンのLCD生産が延長されるとの記事。世界の変化、生き方の変化、生活スタイルの変化の波は街角にもある。年末の12月29日なのに、都内の住宅街はクルマのラッシュ、大型スーパーのレジは巣籠もり用の食品購入で長蛇の列、空港ロビーはガラガラ。私も講演回数は激減、外食回数も激減、NEWSPICKSへの投稿回数が激増(笑)した。2020年、ブラックスワン(黒鳥。ありえないと思っていること)があらわれた。
・三星は大きなグループで電化製品を作る三星電子、ディスプレイを作る三星ディスプレイ、その他にも様々なグループ会社によって構成されている。半導体とか電池とか。最終製品であるテレビやスマホだけでなく、部品や材料も自社で作り、組み立てもベトナムなどの東南アジアで取り組んでいる。ここがAppleとは大きく違う点。

・日本には進出していないので、ピンと来ない人たちもいるかもしれないが、三星電子のTVは世界で最も売れている。年間2億台の市場で約5000万台近くを販売している販売力と製品力をかれこれ数年以上維持し続けている。

・三星は液晶技術は過去にシャープに教えを乞うたり、ソニーと合弁会社を作ることで技術を確立。蘇州や韓国に工場があり、自社の液晶パネルをTVに搭載してきたが、TV事業が大きく成功するにつれて、そして、液晶パネル市場で大型液晶パネルの価格競争が激しくなるにつれて他社(BOE, CSOT, HKCなど)からも購入する流れが確立されていった。中国のBOEは大型液晶パネルを製造するにあたり、三星の技術者を相当雇い入れたなんて話もある。

・三星はOLED(有機EL)の大型向けでの技術確立では過去に失敗し、 今はLGディスプレイの独壇場になっている。三星はOLEDの代わりにQLEDと技術を銘打ってQDを活用したバックライト技術をアピールしている。(が高級品ではやはり不利)今後、三星はついに21年から自社技術を再開発し有機EL TV(QD OLED TV)の販売も計画しており、莫大な継続投資(1.2兆円)が必要になってくる。

・コロナ禍でTVは本当に飛ぶ様に売れている。55インチまでなら相当安く売られている。65インチ以上もCostcoやベストバイでかなり売れている。 TVセットは価格競争含め激しいが、逆に液晶パネルの市況価格はこのところ韓国勢の撤退に伴い上がっており利益が出せる水準なのだろう。
各社、LCD撤退で、需給がタイト。OLEDは、もう、レッドオーシャンへ。日本が2週遅れ、参入前に戦いが終わった。幸か不幸か。
サムスン電子傘下のサムスンディスプレイは、年内にテレビなどに使われる液晶ディスプレイ「LCD」の全生産を打ち切る予定でしたが、パンデミックによる巣ごもりで需要が増えたことで期限を特定せず生産延長するそうです。
Samsung Electronics Co Ltd is a diversified electronics conglomerate that manufactures and sells a wide range of products, including smartphones, semiconductor chips, printers, home appliances, medical equipment, and telecom network equipment.

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