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小惑星・彗星の観測100万個突破、地球接近の可能性は2万5000個…国際天文学連合

読売新聞
世界の天文台の望遠鏡などで確認された小惑星や彗星(すいせい)の数が100万個を突破した。世界の天文学者らでつくる国際天文学連合の集計で28日現在、約103万個となり、報告数は近年、増加傾向にある。背景には、観測技術の向
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記事にある通り、小惑星の検出が自動化されたことが大きいです。

使うのは普通の望遠鏡で、特に大きいものでもないです。多分視野が広いシュミットカメラとかを使ってます。これも新しいものではありません。

技術革新はソフトウェアにあります。望遠鏡が自動で撮影した膨大な数の写真を自動で分析し、背景の恒星に対して動いている天体を自動検出して、さらに軌道同定まで自動でやって、自動でカタログに登録します。その中から、地球に衝突する可能性のあるものを自動で洗います。

https://cneos.jpl.nasa.gov/about/search_program.html

ちなみに、発見されている小天体の大部分は火星と木星の間にある小惑星帯から見つかっていますが、現実に存在する小天体の数は、海王星以遠にあるカイパーベルトの方がはるかに多いと考えられています。単純に遠いから小さいものが発見されないだけです。

カイパーベルト天体(KBO)の発見も、ソフトウェアの技術革新が大きな役割を果たしました。CaltechのMike Brownがその開拓者で、膨大な数の写真からソフトウェアによる自動画像処理で候補を洗い出す、という手法でKBOを次々と発見しました。その経緯は、彼の著書How I Killed Pluto and Why It Had It Comingに詳しく書かれています。とても読みやすく、オススメの読書です。

系外惑星の検出にも機械学習が応用された、とう話も数年前にありました。

一昔前は、天文学の進歩は望遠鏡(つまりハードウェア)の巨大化と歩調を合わせていました。現代ももちろん大きな望遠鏡によって新しい知見がもたらさえあれますが、それだけではなく、ソフトウェアも新発見の原動力となっているのです。