この連載について
ビジネスや働き方が多様化し、正解がない時代に、自分を信じて一心に仕事をする人たちがいる。そこにあるのは独自の「哲学」だ。仕事人のヒストリーをたどり、道標となった哲学を浮き彫りにしていく。
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ベビーケア用品、生理用品、大人用排泄介護用品などの不織布・吸収体商品を中心としたパーソナルケア事業を展開。アジア地域に強み。ペットケア用品も展開しており、国内でも高いシェアを持つ。
時価総額
2.99 兆円
業績
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2001年に39歳で社長に就任。当初はその経営手腕を不安視されるも、圧倒的な実績で外野の雑音を跳ね返したユニ・チャームの高原豪久社長。
生理用品や紙おむつなど国内の事業基盤を強化するとともに、新興国を中心とする海外展開を加速。80を超える国や地域に進出して現地ニーズを掘り起こし、社長就任時に約1割だった海外売上高比率を約6割に、売上高を3倍にするなど、同社を大きく躍進させた。
なぜ創業者である父のカリスマ経営から、社員が自立的に動く全員経営へと転換できたのか。海外戦略、急成長を支えた人づくりなど、社長人生20年で培われた経営の要諦を語る。(全7回)
■第1回 ユニ・チャーム海外展開で売上高3倍、時価総額11倍
■第2回 言葉ではなく、行動で人を評価する
■第3回 裸の王様にならないための「自己観照」
■第4回 人は育てられない。育つか育たないかは本人次第
■第5回 1の努力、10の努力、100の努力
■第6回 人間の能力に差はない。誰でも成功できる
■第7回 健全な危機感をいかに持ち続けるか
例えば、中国のベビー用おむつ市場においては、通気性を高めた「極上の通気」や、金箔やパールエキスを配合した最上級品を発売(どちらも日本では未販売。現地生産品ですが日本品よりも価格が高い)し、ブランド価値を高めています。
グローバルに事業を展開する日本企業でも、それぞれの国(特にアジア)の消費者ニーズに向き合った商品開発が、それぞれの国の現地マーケッターによってできている企業はひと握りに過ぎないと思っていますので、ここは非常に大きな同社の強みであると感じています。
今の時代はいくら能力や学歴が高くても「行動」をしなければ何も意味を持ちません。行動をし続ける者が成功する時代であると考えられます。
記事の中で「先に行動を変えると意識が変わる」とありました。納得です。
意識というものは目に見えないものでマネジメントをすることは困難ですね。
行動は一方でマネジメントしやすい。また行動は内面に影響を与えますので、成果につながる行動を起こすと、結果として意識変容も行われますね。
誰が進んでいるか、世の中の動きはどうか、自分は進めているかの判断は難しいですが、oodaで習慣化すれば「出る杭」が誰なのか、「出る杭」になるには、といったことが見えてくるのではと思ったりします。
PDCAは無駄な共有が評価、計画段階に多い。
行動実行は前線部隊の仕事できる人のみ。