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・賞味期限切れ商品をシェア消費する
・そもそもロスに対して許容する(企業側も消費者も)
安心感や機会損失といった言葉を捉え直す必要がありそう。
1. 消費期限が伸びると、発注数の調整の幅が広がる
販売の最大化と廃棄の最小化を行うためには、理論的には、余裕を持たせて発注して、売れなければ次の発注数を少なくして調節する事で可能です。これは消費期限が長いほど、調節がやりやすくなります。まず、AI使おうが何時間エクセルで分析しようが、明日売れる数をピッタリ当てる事は無理。ヘタな発注はあっても、ピタリ発注なんて存在しないんですよ、この世の中。
おにぎりは消費期限が短いので、次の日の発注で調節って難しいんですよ。なぜなら、次の日に発注する時に、前日届いた商品は廃棄になっているので、(正確には違いますが)ゼロスタートでまた発注しなくてはいけません。
消費期限が倍になれば、前日届いた商品が次の日に発注する時に廃棄にならず残っています。これなら、発注数の調節が容易になります。
2. コンビニは粗利分配のビジネス
大手コンビニはミニストップを除き、粗利分配のビジネスです。加盟店と本部で粗利を分けるので、値引きしなくても売れるなら、値引きをしない方が双方にとっていい事です。また、値引きをする作業ってそもそもめんどくさいので、やらなくていいならやらない方が良い。もちろん、コンビニの値引き方法の簡略化などは進めるべきですが、それと同時に長鮮度が進めてくれるのはだれにとってもいいこと。
3. 質とか品質をトレードオフにしない技術開発
昔は商品の質の鮮度ってトレードオフが大きかったんですが、今は冷凍技術やパッケージ技術の発達でそのトレードオフが少なくなっています。添加物低減は今の食品開発で必須。こう言う商品開発はこれからも増えてくるかと。
4.プラスチックは?
パッケージ改善による消費期限の延長ってコンビニに関わらず使われていると思いますが、結局プラスチックを使う。紙ストローだ、レジ袋有料化だと言っても、プラスチックほど優秀な素材って無いわけです。プラスチックを無くすことよりも、害のないプラスチックって作れないの?って思っちゃいます。この一例を見ても脱プラとか無理。
売り切れに対して過敏になり過ぎている。
売り切れを提供者も消費者も、受け入れる事が大事な気がします。
おにぎりの包装を変えることによって鮮度を保つ方法を検討しているとのことですが、最近セブンが行うようになった「ガス置換包装」による弁当やサラダの長寿命化の横展開ですね。
しかし、いくら鮮度が保たれ賞味期限が長くなっても、消費者はどうしても新しいものを選んで取る傾向があります。これに対し有効な手立てとしては「新しい日付のものは古い日付のものが売り切れるまで棚に出さない」「古いものを値引きする」しかないと言われています。
「古いものの値引きする」方策として、セブンイレブンは消費期限が迫ったおにぎりを買うとnanacoポイントとしてキャッシュバックするキャンペーンを行ってきましたが、nanacoカードを持っている人が限られるうえに値引き率が5円程度と非常に低いため疑問に感じる人も多かったようです、この機会に改善の検討があるとよいと考えています。
さらに、発注量のコントロールについては、先日ローソンがAIを使った仕入れ数予測の導入を開始しました。競合企業が改善に本腰を上げ始めた中で、セブンがこれから何もしないということはないと思いたいところ。今後も食品ロス削減に向けた新たな取り組みに期待したいです。
特に、三角形で海苔がパリっとしているようなおにぎりは、どうするのだろう?充填すると膨らむが、今は袋が二重で海苔がピッタリと袋にくっついている形状。内側が膨らんでいると、海苔をいれたり、また転がすと全部が海苔で覆われているおにぎりができるという今のようなものをシンプルに作るの難しそう。どうなるのだろう!?
誤りを訂正してるとしか見えない。
「マッチボンプ」ではなく、競合商品との比較をすべきだ。
単に消費期限のラベルの貼り替えではなく、材料や調理方法、包装仕様、在庫・陳列方法(乾燥や日焼け、ホコリによる劣化)などの改善で廃棄ロスを削減するなら歓迎だ。
ただし、こうした改善方策にかかるコストを上回る廃棄ロスの削減ができればだ。
廃棄基準は、総コストが極少となるように設定するのが、物流業の常識で、むやみに消費期限を延ばせばよいというものではない。
コストには消費者の印象や評判といった、主観的要素も含まれる。消費期限からより長く経過した陳列品は敬遠されるから、売れ残りリスクが増える。
「美味しさを維持できるものから」と、一方的に言うところが危険。美味しいかどうかは、販売側ではなく、買い手がきめるのた。
私が競合なら、早速、自社商品の「新鮮さ」を全面に打ち出しセブンイレブンを追い詰める。
たしかに、セブンイレブンのおにぎりは、他を圧して美味しい。その背景には、そうした一貫した姿勢があるのだろう。
たかがおにぎり、されどおにぎり、です。
セブンの廃棄率、半端ないので