米国、コロナで１０００人に１人が死亡 年末年始でさらに感染拡大の恐れ

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• 辛坊 正記

  (株)ＴＯＡＳＵ特別研究員（経済評論家・コンサルタント）

  ・2020年12月27日

  毎年100人生まれ、全員が80歳まで生きる状態が無限に続くとすると、81年目以降、人口は8000人で安定し、毎年100人が亡くなる勘定です。新型コロナウイルスが猛威を振るってほぼ1年。1000人に一人ということは、この例だと、そのうち8人が新型コロナウイルスで亡くなったわけですね。
  我が国のように、亡くなった方の死因を問わず亡くなった時点で感染していれば新型コロナウイルスが原因と判定されるなら、毎年亡くなる人口1000人あたり12.5人のうち1人が新型コロナウイルスに感染していたと事後的に分かったという話。陽性率が８％に達したら、新型コロナウイルスの致死率がゼロであっても同様の数字が出て来そう。「（累計で）人口の１０００分の１のラインを超えた」と聞くとなんだか物凄く怖く聞こえるけれど、ほんとうのところ、この数字をどう評価すれば良いのでしょう。米国が大変な状況にあることは分かりますけれど「人口の１０００分の１のラインを超えた」ということに、それほど大きな意味があるのかな　（・・?