各大学の調査で見えてきた学生によるオンライン授業への高い評価。政府・政治家はEBPMの意識を
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本ピッカー所属先の学生アンケートもほぼ同じような割合で、オンライン授業は好評。仮にオンデマンドでなくてライブでも、着替えも化粧もしなくて1限の講義に出席できることを知ってしまったら、もう戻れない……。
一方で、毎回の出席代わりのレポート課題などが多くなり、資料をディジタルで配布することなども合わせて、本来の学習時間の確保(「1コマの授業につき,1.5コマ分の予習,1.5コマ分の復習を必要とする」というのが大学設置基準の規定)や、学びの高度化が進んでいる。
ただ、学生が大学に集う意味としては、友人や教師とのリアルな交流は大事。リアルでないとできないことは何か、あるいは、どんどん高度化するオンラインの教材・講義よりも価値のある充実したな講義が求められる。
大学経営的な関連からは、良いオンライン授業を買えば、教員の人件費を減らすことも可能。研究大学であれば、研究に割くエフォートを増やすことにも繋がるかもしれない。いわゆるCommunity CollegeとUniversityの差別化が生じるということも考えられる。
ともあれ大きな変革のとき。激動の環境を生き延びるには多様性が大事というのは進化生物学の基本。オンラインでの講義が普通になった今、回数を重ね学生とも意見交換をしながら それぞれのスタイルが確立してきた。
移動の時間が節約でき社会人にとって大きなメリットもある。
授業の前後の軽い雑談などがもっとうまくできれば、と思ったこともあったが 今は工夫しながら新しいコミュニケーションのスタイルができてきた。
一方で、人々が集まる場としての経験や体験がないまま卒業するのも 残念。 対策を立てながら両立したい。いつも似たようなことを発言してしまうので、ちょっと異なった視点を。
オンライン講義=録画でいい
と思ってしまうかもしれませんが、私が担当した演習では例年にも増して多くのTAを配置して講義時間中に質問がでたらブレイクアウトルームでサポート、講義時間外はSlackで質問・トラブル対応をしていました。おかげで、こちらがびっくりするほどの成果が上がりました。しかし、例年と比べて労力が減ったかと言われたら感覚的には倍増させました。
一方、当然のことながら雑談はなくて学生同士が仲良くなるチャンスがないのが残念。また、TAの先輩に「あの研究室ってどうなんですか」とか「なぜ大学院進学を選んだんですか」など質問する雑談タイムもない。
あと、座学はオンラインでいいかもしれませんが実験系は辛いですね。理論と実験結果のズレを考察することが学びなので物理的に実験装置に触れることが必要です。シミュレーションというわけには行きません。