年収1500万円以上の「テレビ局プロデューサー」が50歳でフリーライターに転身した理由
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注目のコメント
鎮目さん、うちのサイトにもたびたび寄稿いただいています。私は直接の担当ではないので、ライターになられた経緯は知らなかったのですが、こういうことだったのですね……。
あまり比較になりませんが、私も新卒でNHKに入ったので、ぼんやり共感するところがあります。正直にいえば、いまの職場に転じた時に、すこしラクになる気持ちがあったのです。
トップ企業で重責ある仕事をしている人には、その人なりの苦しさやしんどさがあるのですよね。それが、本当にしんどい人と比べてどれだけか、という議論はあると思いますが、「苦しさ」というのは本質的に他人とは比較できません。
鎮目さんのあっけらかんとした語り口に、ますますファンになりました。引き続きよろしくお願いいたします。
※追記:うちのこの記事を思い出した、というコメントがありました。たしかに近いものがありますね。
https://president.jp/articles/-/41318私も54才で大企業を辞めてフリーランスになりました。
若い方とは違って、今までの経験やお付き合いで一定の収入は見込めはしますが、やっぱり毎月定額が入ってくる生活に慣れていると不安はあります。
ただし、50歳ぐらいまで大企業に勤めていると厚生年金もそれなりに出ますし、退職金の割り増しもあったりすると生活にはそれほど困らないのも事実。
大企業にいた方が50才で会社を辞める生活面のリスクは、若い方が果敢に起業するのに比べるとたいしたことありません。
後は、残りの人生でやってみたいことがあるかと、それなりの能力があるかどうかです。
そのためには、30代、40代から「いつかは辞める前提」で考えておくのがいいと思います。
高齢者雇用安定法が改正され、これからは65歳定年の時代がきます。
一般的な会社員は45才で出世の限界が見え、55才で役職定年を迎えます。ポジション面では後は下り坂です。
最後まで会社にいるか、多少のリスクをとって外に出るか。
これから多くの方が考えるべき問題ですね。元テレビ朝日の鎮目博道さんのインタビュー記事。
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プロデューサーやディレクターとしてやってる仕事は同じでも、制作会社の人たちの給料は局員に比べて格段に安い。また、制作会社の人たちはヒエラルキーの最底辺のアシスタントディレクターをやる期間も長いのですが、テレビ局員は短くて済み、すぐにディレクターに昇格します。さらに制作会社はテレビ局から仕事をもらっているので、本来は対等なはずなのですが、立場的には局員の方が上になってしまいます。
それはすべて事実なのですが、とはいえテレビ局員も楽をしているわけではありません。いくら頑張って働いても、テレビ業界内では「局員だから高給だし、下っ端のADも短期間で済むし、制作会社の人たちがみんなへいこらして言うこときくよね。優遇されてるからいいよね」と妬まれるのです。ただ一テレビマンとしておもしろい番組を作って正当に認められたい、褒められたいだけなのに、“局員だから”とずっと言われ続けて。それがすごく悔しかった。
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