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年末やお盆休みの頃になると必ずこういう「・・に読みたい⚫⚫本」みたいな特集が組まれる。

そんなに「読みたい」というほどの本ならば「別に読みたいときにいつで読みゃあええやん」と天邪鬼なわたしは思うのだ。そもそも「年末年始だから」とか「お盆休み」だからなどという理由をつけてしか本を手に取ろうという契機を持てないひとなど結局のところ本なんぞめったに読まないひとたちなのだ。

言っておくが別に本を読まないひとを馬鹿にするするつもりはない。本を読まなくたって立派なひとをたくさん知っている。しかし読書の果てに反知性主義を実践することにした人物でもない限り本を読まないから立派なひとだと言うつもりも毛頭ない。

たとえば「書を捨て町に出よう」という題名の本を書いて若者をオパヨぱよぱよちーん運動へと扇動したのは寺山修司さんであったが彼は実は猛烈な読書家であった(本書を読めばその意味が分かる)。猛烈な読書家が若者に反知性主義を唆す。そのことを知れば本を読まぬことの意味の仄暗い何某かには気付くはずというものだ。だからわたしは本を読むのである。

ところで記事で取り上げられている「独学大全」。大部の本だが飽きさせず面白かった。古今東西の本を読み込んできた著者の博覧強記に脱帽する。だからこの本を「ビジネス書」として紹介するのは著者への冒涜だとわたしは思う。