【石坂 茂】成婚を実現する「3つの心得」
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IBJ社長・石坂茂氏の連載第5回です。
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地域に点在する結婚相談所・仲人さんを組織化した「日本結婚相談所連盟」を設立し、ITとリアルを融合させた婚活事業を推進してきたIBJ。同社は婚活業界で初めて東証一部上場を果たし、業界第1位の会員数・成婚者数を誇る。
創業社長の石坂茂氏は日本興業銀行の出身で、「婚活」という言葉が存在しなかった2000年に日本初となる結婚相手のマッチングサイトを開設した。
金融業界から一転して新規事業を立ち上げ、婚活からライフデザイン領域にまでサービスを拡充している石坂氏に、独自のビジネスモデルや成婚メソッド、経営哲学を聞いた。(全7回)
■第1回 婚活、コロナ禍で活況。結婚は「不要不急」ではない
■第2回 東大経済卒・興銀マンがITビジネスで起業した理由
■第3回 結婚したい人に必要なのは、このサポート
■第4回 婚活ビジネスの社会的意義が認められ、上場を果たす
■第5回 成婚を実現する「3つの心得」
■第6回 今までなぜ、結婚しなかった・できなかったか
■第7回 婚活市場に韓国人男性を増やすという解決策成婚を実現するために一番大事なことは、会員に「勝手に」結婚してもらうこと。
そのためのお手伝い、環境整備をミッションにしておられる点がなるほど、と思いました。結婚のマッチングに限らず、他のサービス業(特に教育)にも共通する、汎用性のあるTipsのように思えます。
結婚を一番遠ざけるのは、「お客様」扱いされて、受け身になってしまうこと、というのも、現在の過度のお客様主義への警鐘に聞こえます。
結婚マッチングでは、「成婚」という明らかなゴールがあるけれど、他業界では明確なゴールがないため、つい、留まってくれることをよしとして、サービスを過剰に提供してしまう。
いわゆる営業の常識から逸脱する営業方法など、考えさせられる記事でした。結婚にも「メソッド」があってそれが有れば成婚率が上がる。
それを阻害するのは自意識なんでしょうけれども「ナンパ」と違って結婚生活は長期戦ですから
その自意識をうまくコントロールして成婚に至った後に始まる長い共同生活でもコントロールし続けられるかどうかが家族経営のキモだなと日々思います。
プライベートで自身を演じ続けるのは苦手な人にとっては苦痛でしかないでしょう。
一方で、社会としては婚姻関係にある家族が大半を占めた方がもちろん少子高齢社会にもいいですし
制度設計においても圧倒的にコントロールしやすいでしょう。
個人の自由と社会の要請のバランスは本当に難しいなと思います。