新型コロナワクチンの接種100万回超に アメリカ
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カリフォルニア州でも、流れ作業でどんどんワクチン接種が進んでいます。
アメリカでは以前より、薬剤師またはインターン(薬学生)が予防接種を行うことが認められており、身近な薬局でワクチンを受けることができる環境が整っていました。インフルエンザワクチンも薬局で他のお薬を受け取るついでに、チクっと打ってもらう手軽さです。
コロナワクチン接種においては、薬剤師とインターンでは人員が足らないので、トレーニングを受けたテクニシャンもコロナワクチンを投与することが可能になりました。(薬局テクニシャンとは調剤補助をする人です。テクニシャンになるにもライセンスが必要です。テクニシャンが調剤や在庫管理をし、薬剤師が監査をします。)
大手のチェーン薬局(CVS, Walgreens)はナーシングホームへ出向いての、コロナワクチン投与が始まります。これも以前より行われていたことの延長ですので、大きな障害はなさそうです。
地域に数多くある薬局が、パンデミックのフロントラインに立って従事できるよう、法の整備も進んできました。4月より薬局で薬剤師がコロナ検査の実施も行なっています。
コロナ検査やワクチン接種の人員確保の為、数ヶ月前から薬局薬剤師やテクニシャンの求人が、ものすごい数で出ています。各薬大学も、ボランティア薬学生インターンを募り、薬学生たちもフロントラインで頑張っています。
[追記]
この様にコロナワクチン接種に、薬剤師、薬局が大きく関わっています。
こちらでの経験を何とかシェアできないか考えています。
ワクチン実施に関わっている教員や薬剤師に話をしてもらった後、質疑応答できるようなイベントができたらと。
周りに掛け合ってみたいと思います。
注目のコメント
私の所属医療機関でも医療従事者の接種は順調に進んでいます。ワクチンブースには、毎日長蛇の列ができています。
これまでの臨床試験で、副反応は接種後2日間にその大半が現れていますので、6名の重篤なアレルギー反応を除いて100万回接種を超えた時点であまり目立った重篤な副反応報告が出てこないのは、今のところ良い兆候と言えるのではないでしょうか。
私自身、動画でお伝えしましたが、殆ど何もなく第一回目の接種を終えました。なお、有効性が出始めるのは接種から約2週間後で、効果が最大化するのは約1ヶ月後になると予想されます。
皆、3週間後に二回目の追加接種が必要になります。とても大がかりなワクチン事業ですが、細かなトラブルはあるにせよ、今のところ順調にに進んでいると思います。【スピードが勝負】
やはり、米国には危機対応力がある。
全米に946万回分以上の新型コロナウイルスのワクチンが供給され、100万8000回以上接種、というスピード感からは、安全保障ということを常に意識しているアメリカという国の底力を感じる。
「2月までに1億回」という目標は、このスピード感で進めなければおぼつかない。コロナウィルスを圧倒するスピードが「社会経済の機能を回復させ、人々の生活を守る」ためには必要だということを、今回の米国の対応から、われわれ日本人は学ぶべき。数年かかると言われたワクチンをあっという間に完成させ、治験を済ませて1年を経ずして大量に接種できるまでに持って行くスピード感。残念ながら我が国のワクチン開発は今回は間に合わず、接種の開始も随分と遅れそう。自虐的になりたくはないけれど、いろんな局面で見られるこうした違いが彼我の成長力の違いを生んでいく・・・ (・・