新型コロナワクチンの接種100万回超に アメリカ
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私の所属医療機関でも医療従事者の接種は順調に進んでいます。ワクチンブースには、毎日長蛇の列ができています。
これまでの臨床試験で、副反応は接種後2日間にその大半が現れていますので、6名の重篤なアレルギー反応を除いて100万回接種を超えた時点であまり目立った重篤な副反応報告が出てこないのは、今のところ良い兆候と言えるのではないでしょうか。
私自身、動画でお伝えしましたが、殆ど何もなく第一回目の接種を終えました。なお、有効性が出始めるのは接種から約2週間後で、効果が最大化するのは約1ヶ月後になると予想されます。
皆、3週間後に二回目の追加接種が必要になります。とても大がかりなワクチン事業ですが、細かなトラブルはあるにせよ、今のところ順調にに進んでいると思います。【スピードが勝負】
やはり、米国には危機対応力がある。
全米に946万回分以上の新型コロナウイルスのワクチンが供給され、100万8000回以上接種、というスピード感からは、安全保障ということを常に意識しているアメリカという国の底力を感じる。
「2月までに1億回」という目標は、このスピード感で進めなければおぼつかない。コロナウィルスを圧倒するスピードが「社会経済の機能を回復させ、人々の生活を守る」ためには必要だということを、今回の米国の対応から、われわれ日本人は学ぶべき。数年かかると言われたワクチンをあっという間に完成させ、治験を済ませて1年を経ずして大量に接種できるまでに持って行くスピード感。残念ながら我が国のワクチン開発は今回は間に合わず、接種の開始も随分と遅れそう。自虐的になりたくはないけれど、いろんな局面で見られるこうした違いが彼我の成長力の違いを生んでいく・・・ (・・