「夫婦別姓」削除し後退 政府の男女参画基本計画決定
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こうした決定を見ると日本はやはり女性への認識が圧倒的に低いと改めて認識させられます。ネットで「夫婦別姓」で検索しようとすると、推奨検索ワードとして「くだらない」と出ます…
しかし、そう言う方々にはご理解いただきたいです。「姓」を変える手続きは物理的にも精神的にもムダに大変です。通称で通せばいい、と思うかもしれませんが、その「通称で通す」手続きが、また煩雑、かつ「なぜ?」などと問いただされるなど、精神的に苦痛です。そして、婚姻のステータスがわかるのも女性のみ。例えば、有価証券報告書の取締役の記載などで一目瞭然です。
別に「夫婦別姓」を強要して欲しいわけでは全くありません。労役や精神的負担を女性だけが不当に負うことがないよう、平等に行動する権利をいただきたい、というだけなのですが…
注目のコメント
はたらく女性にとって、夫婦別姓ではないことは文字通り「コスト」だ。特に女性起業家や経営陣として参画している人は本当に手間がかかることだ。
私は人材会社の会社経営をする身なため、結婚をして名前が変わった後に、会社の登記簿の変更で数万円、職業紹介の免許の登録情報の変更のための事務作業、取引先銀行への名前変更の手続き、社印の再作成が大変だった。また法的な名前が必要なところで手続き漏れがないかのリサーチなどなかなか手間がかかった。
法的には名前変更をするものの、実際のビジネスではすでに会社創立当初から使い続けている旧姓の名前を使うのは、SEOの側面や、仕事で知り合ってきた人への説明などでも面倒だからだ。ましてや仕事で知り合った人に対してわざわざ結婚を報告しなければいけないことを強制されるのはごめんだと思った。
女性だけがこんなにたくさんの色々な面倒を被ったり、結婚をするたびに名前について選択をしたりを迫られるのはアンフェアだと憤りを感じる。あくまで「選択式」夫婦別姓であって、「夫婦別姓」が全員に強要されるのではない、ただ「選択の自由」を与えようということが認められないのは違和感があります。
もはや「古き良き日本の家制度」のふわっとした概念がシフトしつつあります。夫婦同性を好むカップルもいれば、夫婦別姓を好むカップルもいます。だから、「選択」の自由を与えるべきです。
そして、実際のところ改姓の負担を担っているのはほとんどの場合は女性だということを認識すれば、実質的には平等が実現されていない、「男女共同参画」を阻害するような事態を招いているということではないでしょうか?