2020/12/26
【裙本理人】無名だった僕は、こうして会社を大きくさせた
死屍累々のバイオベンチャーの中で、創業1期目から黒字を続けている企業がある。
セルソース。創業は2015年、一人の文系起業家が、再生医療の領域に飛び込んだことから始まった。
新たなテクノロジーの台頭で将来性が期待される再生医療だが、2014年の法改正まで、細胞の加工がボトルネックになっていた。
細胞の加工は医療機関が行うしかなく、莫大な設備投資の割に稼働率が低いことで、採算割れを起こしていたのだ。
しかし2014年に、再生医療に必要な細胞加工の外部委託が可能になり、セルソースはそれを一手に引き受ける「セントラルキッチン」を運営し始めた。
それから順調に成長を果たし、多くのバイオベンチャーが収益確保に苦しむ中で、セルソースは創業から5年連続で増収増益を続けている。
なぜ文系の起業家が、バイオ領域で結果を残せているのか。
その秘密を探るべく、NewsPicksはセルソース創業者の裙本理人社長にインタビューした。
僕は「幸せ」を定義した
──総合商社を経て独立し、再生医療という難しい分野で創業1年目から黒字という結果を残し続けています。どのような経緯で起業したのでしょうか。
起業をしたかったというよりも、幸せになりたかった。僕にとってのその方法が、起業でした。
28歳、商社で働いていた頃、僕は自分の人生における「幸せと成功」を定義してみました。
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