Go Toが助けたのは困窮する事業者ではなく、余裕のある旅行者だった - 野口悠紀雄 新しい経済成長の経路を探る
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注目のコメント
なんでそんな結論になるのだろう・・・。
余裕のある旅行者を助けたのは同意するが、事業者の助けにならなかったというのはどー考えてもオカシイ。
売上が4-6月の落ち込みの反動で7-9月に上がっている分は当然あるが、GOTOによって需要は増えるのに加え普段は泊まらないような高級なホテルに泊まるといった傾向がある。またそれによって客が増えるだけでなく単価も高くなる。宿泊業が儲からないはずがない・・。
著者が誤解しているのは『去年と比べ宿泊業が他の業種と同じくらいに回復しているはずだ』という推測の部分だと思う。それは違う。今が外国人の旅行者がほとんどいない。
2017年頃で国内宿泊旅行が16兆円に対して訪日外国人の旅行が4.4兆円ある(国内日帰りも別途あるのだがホテルを基準に考えると)・・・単純に2割を占める外国人旅行客がスポッと抜けている。
著者は現場での状況を聞いてそれを積み上げるタイプの試算をせず、統計的な試算のみをして間違えたのだと思う。