観光再生を目指す「日中ツーリズムサミット」、中国人がコロナ後一番行きたい日本の観光地は?

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一般社団法人日中ツーリズムビジネス協会(CJTC)は12月18日、日中間のツーリズムビジネスの再開を目指した、出展商談可能なオンラインイベント「日中ツーリズムサミット2020」を開催した。同サミットは今年で3回目となるが、新型コロナウィルス感染症の影響により初のオンライン開催となった。

当日は、中国駐東京観光代表処の首席代表 王偉氏や日本政府観光局の理事 蜷川彰氏が主賓挨拶、日本オンライン旅行大手JTBの執行役員 治福司氏が開場挨拶を行った。

2019年の日本インバウンド市場では、中国からの旅行者数が過去最高を記録し、959万人を超えていた。新型コロナ禍の影響は大きいとはいえ、今後も日本旅行の魅力が失われることはなく、中国の旅行者にとって相変わらず人気ある目的地となっているので、ぜひ引き続き日本の旅行資源をアピールし続けてほしいと蜷川氏は述べた。

CJTCは、同サミットを開催するとともに、中国人1万人に向けて「アフターコロナに行きたい日本の魅力地域」の調査を行った。当日、調査結果が発表され、ランクインしたトップ3の観光地はそれぞれ、瀬戸内海(小豆島)34%、和歌山県(南海鉄道〜高野山)21%、長野県(四季・自然景色)19%となっている。

講演セッションでは、中国OTA最大手である「Trip.com Group(携程)」の王韋副総裁と旅行業界に特化したデジタルマーケティング支援の「Dragon Trail(龍途互動)」の曹志刚CEOにより、 「アフターコロナの観光再生に向けて〜中国最新動向からみる今後日中旅行市場のチャンスと挑戦」について講演を行った。

コロナの収束が見え、中国観光市場はすでに回復しつつある。両氏は、その旅行消費者の心理や訪日マーケットの変化について説明した。また、Dragon Trailはデジタル化が進んでいる中国での技術ノウハウを活かし、今回のオンラインサミット&商談を実施するためのプラットフォームを提供した。

後半の商談会セッションでは、日本の地方旅行機関が中国現地の旅行会社とのオンライン商談を開催、国境を越えて移動再開に向けた積極的かつ具体的な商談を展開していた。

(作者・Ai)

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