[22日 ロイター] - 欧州医薬品庁(EMA)は22日、今月上旬に発生したサイバー攻撃に関する調査の結果、データ侵害は一つのITアプリケーションのみだったと発表した。

発表によると、新型コロナウイルスの治療薬とワクチンに関するデータがサイバー攻撃の対象となり、ハッカーは関連企業の資料にアクセスしたという。

EMAはその関連企業と連絡を取ったとしたが、企業名は公表しなかった。

米製薬大手ファイザーと独ビオンテックは今月、EMAへのサイバー攻撃により、新型コロナワクチンの開発に関する資料が「不正にアクセス」されたと発表していた。