完全循環型ペットボトル飲料で持続可能な社会実現へ/セブン&アイ・ホールディングス

第50回食品産業技術功労賞 環境・CSR部門受賞
CO2排出量の削減、プラスチック使用量の削減、食品ロスの削減など、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを、取引先や顧客など、あらゆるステークホルダーを巻き込みながら展開している。

2019年6月に日本コカ・コーラと共同開発した緑茶飲料「一(はじめ)緑茶 一日一本」(機能性表示食品)で、初めて完全循環型ペットボトルを採用した。「セブン―イレブン」「イトーヨーカドー」など、セブン&アイグループの店頭で回収したペットボトルだけを原材料にした再生PET樹脂を、100%使用したペットボトルを使用した商品を、再びセブン&アイグループの店舗で販売する世界初のシステムになる。

セブン&アイグループでは2019年度に約9800t(3億6500万本相当)のペットボトルを回収した。これは国内のペットボトル販売本数の約1%に相当する。2020年4月からは「一緑茶 静岡茶入り」「一緑茶 宇治茶入り」「一緑茶 八女茶入り」の3品にも完全循環型ペットボトルの採用を拡大した。

〈食品産業新聞 2020年12月7日付より〉