[北京 21日 ロイター] - 中国海軍は21日、同国の最新空母「山東」を核とする艦隊が20日に、南シナ海での定期訓練に向かう途中に台湾海峡を通過したと発表した。台湾は通過を監視するために軍部隊を動員した。

中台間の緊張はこのところ高まっている。

1日前には米艦艇が台湾海峡を通過している。中国軍は、米艦を監視したと表明していた。

中国海軍は、南シナ海での訓練は年間計画で予定されていたと説明。「今後も、訓練の必要性に応じて同様の活動を組織する」とした。

台湾の国防部(国防省)によると、山東は4隻の護衛艦を伴い、17日に北部大連市の港を出港した。台湾は監視のために艦艇6隻と戦闘機8機を配備したという。

山東は中国で2隻目となる空母で、1年前に就役した。