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『なぜインフルエンザが流行しても医療は破綻しないのに、新型コロナだと破綻する話がでてくるのか?』という疑問をみかけることがあります。
なぜかは明らかで、『医療に対する負担が格段に大きいから』です。

最近のBMJに、その違いを検討した研究結果が報告されましたので簡単に翻訳して共有します。

新型コロナが医療資源を多く消費し、死亡リスクが高いことを示すエビデンスが多く提示されていることもたしかで、そのことを示唆した報告といえるでしょう。

感染リスクと感染防御策の労力をお伝えするのは難しいのですが、こんなたとえはどうでしょうか?

ある家庭で、15人の中学生の子育てをしているとしましょう。15人…というとすごく大変だろうと想像できますよね。とはいえ、多くの病院では15対1の看護職員数でもありますので、イメージは共有できると思います。
そして、感染症の看護となると、中学生ひとりに対応するたびに、服を着替えないといけないイメージです。これが、『普段の医療のイメージ』といえます。

新型コロナへの対応となると、どうなるでしょうか?

15人の中学生が、15人の新生児になるイメージでしょう。
新生児でも状態が安定していれば比較的なんとかなるかもしれません。しかし新生児はいつ状態が悪化するかわかりません。当然丁寧な配慮を要します(新型コロナが軽症にみえても急に悪化するイメージ…です)。

さらに新型コロナとなると、インフルエンザでは服を着替えるだけでよかったのに(それでも十分手間ですが)、毎回、和服をきがえて帯をしめなおさないといけないイメージになります。防護服を着替えるのは大変なのです。

そんな状況で、新生児が急変したとしましょう。いつ状態が急変するかわからない…そんな状況になったら…どんどん厳しい状況に追い込まれることになります。

インフルエンザと新型コロナはちがう相手です。三密をさけ、適切なマスクや手指衛生をよろしくお願いいたします。