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これはほんと素晴らしいことだというのと同時に、地方の衰退やコロナによる離散化などの問題とパラレルなトピックでもある。こうした地方で必要とされることが多い伝統産業という技術や知見、いわば無形文化財は、その職業の選択と技の取得が、現状で自分の身体もしくは人生の選択と1:1に対応することが前提とされているのが大きな問題。もちろん職人という性質上、人生のすべてをそこに賭けて道を極めてほしい気も否めないとは言え、そういう形もやはり時代に合わせていかないと、むしろその技の絶滅を早めてしまうことになる。

全人生を賭けるか否かの二択の強要でははく、80%、50%、20%といった段階的な貢献の形を許容するシステムを、もっと社会の側が貢献していく必要がある。100か0かを求めたら、実は80%は貢献したいと思いつつ、譲れない20%がある人を軒並み排除してしまうことになる。100%にこだわるあまり継承者が激減する状態よりは、個々の習得度は80%だったり50%だったり20%の間接的なアシストをしたかったりする人を広く集めるほうが、総量としては100%だけにこだわった時よりも多く維持できる可能性は高まるはず。積分値としても社会的なサステナビリティとしても、小さな貢献を拾い集めることでより太く長くその文化や技術を残す形は、今のネットワーク技術ならきっと作れる。

昨今のスマートシティの議論も構図は同じで、都会か田舎かをAll or Nothingで求めてしまえば、実は20%でも50%でも地方や地元の経済や文化、自然環境を利用し貢献したいと思っている人を軒並み排除してしまう。そういう人たちに離散化や流動化、多層化の選択肢を都会にも田舎にも双方向的に提供することで、はじめて離散的ロングテール貢献の集積としての地方文化や経済の維持が可能になる。スマートシティも伝統産業も都市やマジョリティの構造だけを見ていたら絶対に失敗する。郊外や地方にも対等なプラットフォームを提供してはじめて、社会的な価値になる。

こうした伝統産業の職業選択も同様で、継承に興味のある人に白か黒かで現代社会の利点をあきらめることを強要していては、その文化の絶滅を早めるだけ。二択ではないさまざまな貢献度や方法の在り方を積極的に許容し、その総量を維持する方向に、社会とそのプラットフォームをデザインしていきたい。
伊勢神宮は遷宮するので、世界遺産登録が困難だったという話を思い出しました。伝承の技に光が当たるのは良き事かな。
やっとですね。今日の決議を待っていました。日本最古の企業は金剛組という、宮大工の会社で、1000年以上の歴史があります。

法隆寺、薬師寺などを再建させた宮大工の言葉はいつ読んでも、痺れます。ぜひ、知ってほしい。

1000年先を見据えたものづくりの力が、日本にはあって、それは他の国にはないもの。もっと早く評価されるべきものだったと思います。
もちろん、これは素晴らしい事だという大前提で。
確かに素晴らしい技術ですが、通常の建築施工とは別けて考える必要があると思います。

建築業界は旧態依然としていて技術革新か進んでいないとの意見を、newspicksでもよく目にします。
そうは言いながらも少しずつ技術も進歩し、効率化や簡略化できる工法が開発され使われています。
ただそうなると、高度な技能を持った職人が活躍できる場も限られてきます(職人不足から技術が進んでいるという側面も、もちろんあります)。
知識も技術も以前ほど求められない現場が増えた結果(本当は必要なのですが)、残念ながら多くの現場で技術力は下がっています。
https://newspicks.com/news/4397261/

技術が進めば進むほど、一部を除き職人(管理者も)の質は落ちていく。
個人的には残念ですが、これは社会、そしてここでコメントされているほとんどの方の要請かと。

※過去コメントを再掲しました。
https://newspicks.com/news/5395482/
これは素晴らしいですね。登録勧告の時点で↓の記事でもコメントさせていただきましたが、日本の建築は、意匠はもちろんのこと、それを実現する施工の技術も世界トップレベル(木造建築については世界一だと思う)。願わくば、日本建築の技術の粋を凝縮したような組物とか継の技術もこの17分野に入ってほしかったところですが、それにしても、「和食」と同様、こうした形で日本の無形文化資産が世界に認められたということを誇らしいと思います。
https://newspicks.com/news/5395482
日本の宮大工等の建築技術が素晴らしいことは前提として、、
文化遺産登録が目的化してしまい、豊田さんがご指摘のように本来の目的である文化継承のための仕組みづくりが疎かになっていないかは、ウォッチしていく必要があると考えてます。

ユネスコの文化遺産は日本では22が登録されており、様々な知見も蓄積されています。抜群の知名度獲得というメリットがある一方、以下のようなデメリットも報告されています。

(1) 保存のための制限が大きい
日本国内の文化財でも同様ですが、伝統文化を「そのままの形」で保存する必要があり、えてして保存のための活動や報告には多大なコストがかかります。建築分野でも、文化財の維持費を賄うため事業化を図るも、活用の条件が厳しくて断念されたり、中には登録解除に踏み切る事例すらあります。(佐賀県柳町の旧森永家、旧久冨家など)

(2) 補助金等の経済的な仕組みを保証しない
文化財の維持には多大なコストがかかるのですが、ユネスコの文化財登録による補助金等の収入はありません。観光客が増加しても、文化を維持していく人々にはお金が落ちず、地元で対立してしまうことは度々報告されています。文化維持のための経済的な仕組みを作り上げていくことが必要なのです。

ユネスコに評価されたことは大変素晴らしいことではあるのですが、以上のようなデメリットを乗り越え、経済的に持続できる仕組みや技術継承の仕掛けこそがより重要なテーマとなっています。そこのブレイクスルーに取り組んでみたいです。

参考1:https://www.unesco.or.jp/activities/isan/worldheritagelist/asia_2/
参考2:http://shikokuhenro-tomonokai.jp/90kai/isan_jp.html
参考3:https://www.waseda.jp/dcc/3rd/breakfast1.html
こういう日本が世界に誇れるものを認めてもらうというのは本当に嬉しいし、いいですよね。