[16日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)は16日、今週配布が始まった米ファイザーの新型コロナウイルスワクチンについて、指示された用量を投与した後に残った分も捨てずに使ってよいと言明した。

ファイザーのワクチンは薬瓶のラベルに5回分と記されているが、メディア報道によると、6回から7回の投与が可能なことがある。医学関連ニュースサイト、スタット・ニュースはメーカーの明確な指示がないため、5回の投与後に残った分は廃棄されていると報じた。

FDAの高官は電子メールで「現在の公衆衛生上の緊急事態を踏まえると、この問題が解決されるまで薬瓶に入っているワクチンを使い切ることが許容される」との見解を示した。

ただし防腐剤が入っていないため、残った量が1回分に満たない場合に複数の瓶から集めてくるべきではないと指摘した。