HIS、初の赤字で漂う「旅行の店頭販売」の限界
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旅行業は、設備投資とか工場とかないんで、経営の三資源『ヒト、モノ、カネ』のうち、資源といえば、『ヒト、カネ』。
カネは、もちろん集めるのも、稼ぐのも、有用に使うのも、大変だけど、それ以上に苦心するのは『ヒト』
採用にも時間もコストかかるし、育成にも時間もコストもかかるし、そもそもマッチングするかわからないし、定着も大変だし、その上で優秀人材に活躍いただくなんて奇跡。
そんな『ヒト』を、気軽には、リストラできません。
もともと余剰人員など抱えていない、真っ当な経営者なら大規模なリストラは最終判断だと思います。
あるいは、今までもしたかったけど、労組とか、いろいろ忖度で出来なくて、これを機に断行する『コロナのどさくさに、まぎれたリストラ』
WAmazingも、インバウンドベンチャーだけど、大規模リストラせず雇用維持です。
ーーー以下、記事よりーーーー
近畿日本ツーリストを擁するKNT-CTホールディングスも、2024年度までに従業員の3分の1を削減するなど大ナタを振るう。HISの澤田会長も「よほどじゃない限りリストラはしない」とする一方、「もしもの場合は思いきってリストラしますけど」と語っている。ネットで調べた方が早いし便利だし安い。それができない人が店頭に赴く。店頭販売のターゲットは情弱。
携帯の通信料しかり、投資信託の店頭販売しかり、こういった情弱をターゲットにしたビジネスは縮小していくと思います。
コロナでその変革を強制的にでも求められたのは、良い機会だったのかもしれません。正直、ネットに強い世代が増えていくにつれ駆逐されていくと思います。
実際、周りの中高年の方々、学生を見ても皆OTAを利用しています(私の周りだけかも知れませんが)。
店頭型旅行代理店は新しい運営方針を模索すべきだと思います。団体客や高齢者の旅行者には選ばれていますが、中長期的には厳しいでしょう。