中国蘇州市でデジタル人民元の実証実験、滴滴(DiDi)、ビリビリ動画でも試験運用
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デジタル通貨は銀行を介さない決済や送金、お金がどこから来て誰の手に渡ったかの追跡といったことも実現可能で、このことから一般的には、送金手数料の削減や、マネーロンダリング防止などがデジタル通貨のメリットとして挙げられます。
そして、中国当局にとってデジタル人民元の導入には、主に2つの狙いがあると考えられます。
①国境を跨ぐ資金移動への監視強化
国外への資金流出は中国当局にとって以前より懸念事項の一つでもあります。
②人民元の国際化ないしデジタル人民元通貨圏の形成
人民元の国際化には対外決済における米ドル依存からの脱却、自国通貨決済による為替変動リスク回避といったメリットがございます。デジタル人民元が銀行の専用アプリで使えるとのこと。銀行によって利用できるサービスに差があるようです。
これまでは、公務員が中心の実験でしたが、今回は一般市民にまで拡大してデジタル人民元の利用状況を検証するようです。
国家のDXの象徴がデジタル人民元です。もうアリペイ使うな。デジタル人民元使えって言われたら各事業者はどうしようもないででしょうね~。このデジタル人民元については、国外への人民元流出の監視強化という考えもあるでしょうから、今後はさらに外国人が中国での支払いに困るという鎖国状態が加速しそうに思います。
ただ、デジタル人民元で一番凄い(怖い)のは一瞬にして発行数量を増やしたり減らしたり出来る事ですよね。
これを今後どういう風に使っていくんだろうというのは、各国モデルケースとして非常に参考になるんじゃないかなと思います。