新着Pick
391Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
お金のつかい方に、人柄は出るとはよく言われること。
趣味があるかどうか、趣味との向き合い方は、お金のつかい方と結びつきます。
「趣味を楽しむには、できるだけ多くのものに触れ、尊敬できる師匠を見つけること。この2つさえ心がけておけば十分だと思います」
昔のお金持ちは、血縁、人脈、社内政治での昇進等から得た既得権収入があり、そのあぶく銭で遊んでいたので、かなりマニアックで深い文化が開いたのだと思いますが、近年の金持ちは社会のシステムのスキを突いて仕組みで儲ける合理主義的・短期主義的な思考の持ち主がビジネスで勝つパターンが多いように思います。

玉川大学の坂上教授によると、人間の脳の意思決定・価値判断システムは、前頭前野でのロジカルな推論課程による評価(モデルベースシステム)と、大脳基底核での直観的な評価(モデルフリーシステム)を総合して行っているのではとのことです。

意思決定の脳メカニズム-顕在的判断と潜在的判断-
坂上雅道・山本愛実
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpssj/42/2/42_2_2_29/_pdf

この説に則って考えてみると、2つのシステムのバランスの個人差は、人間の行動の傾向に影響を与えるように思います。実際、部位の大きさやfMRIでの活動量の差から、行動傾向の違いを示唆する結果が得られています。

つまり、例えば、あるメンターに共感したり、合理的に説明できない直感的な美しさや味わいといった価値を優位に考える傾向にあるか、そうではないかということです。現代においては、そうではない傾向にある人の方が、お金を稼ぐのに向いている。だから、使い方が分からず、真の趣味ではなく、お金を増やすための投資(高級車を買って、値段が上がったら売却、のようなことを繰り返すなど)になってしまうのではないでしょうか。

お金の使い方の訓練という発想も、合理的な発想ですよね。

趣味はホビーとテイストというのはとてもわかり易いと思います。真の趣味人は「味わい」を重視します。

私の友人には亀やトカゲなど爬虫類を飼っている方がたくさんいますが、彼らは飼っている動物の体の色を「味がある」と言ったり、「飼い味のある種」などと表現します。

結局、お金を得る以外の幸せとは、様々な意味での「味」を追求することなのではないでしょうか。
昔からタモリ倶楽部で山田教授のことは好きでした。
>「楽しくお金を使って社会にも貢献するためには、趣味を持つのがいちばんだと思います。」
なるほど!と思います。
この連載について