中国SMIC、共同CEOの辞任計画を検証中
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中国半導体産業の要SMIC社が、ひいては先日デフォルトを出した紫光集団含めた中国半導体産業全体が、どうもこのところ落ち着かない。
日本語版タイトルが変だが、原文を読むと要するに辞任届が既に社内で回覧されていて、それをボードが検証している、というリリースを会社が上海証取に届け出たと。そんな摩訶不思議なリリースは普通の代表辞任プロセスで会社が出すことは無い。つまりきな臭い。よって株価も下げている。
外形的には米国に追い詰められて台湾TSMCで半導体が焼けなくなって、国産に頼るべく大手であるこの会社に国家の命運をかけているところ、社長がうだつが上がらないから首にされかけているとか、現場とお偉方の意見が合わないとかの陳腐な想像は働くものの、とにかく本当のところが毎回わからないのが中国。目下、中国の半導体メーカーは
破産や財政危機(デフォルト、債務不履行)が相次いでいます。
弘芯半導体製造(HSMC)、政府の域がかかっていると言われる紫光集団が経営の行き詰まりつつある、
SMICに関しては、中国外からの製造装置の調達を米国政府から規制されつつあり、今後の経営に大きな影響があるとみられています。
ソフトウエア産業や液晶など一部の産業と違い、半導体の育成が遅れる要因として、関係者が一致して指摘するのは、「人材」です。
いくら、お金があって、日欧米から最新の製造装置を購入できても、それを扱える人材がいない。
今は踊り場に中国の半導体産業ですが、中国側はこれまでの反省を踏まえ、人材の確保に焦点を充てた立て直し策を講じてくるのでしょうか。