[東京 16日 ロイター] - 財務省が16日発表した貿易統計速報によると、11月の貿易収支は3668億円の黒字となった。ロイターが民間機関を対象に実施した予測中央値は5298億円の黒字で、黒字幅は予想に届かなかった。

貿易収支が黒字となるのは5カ月連続。貿易収支のうち輸出は6兆1136億円と、前年比4.2%の減少だった。鉱物性燃料や鉄鋼、自動車が軒並み減少した。

一方、輸入は5兆7469億円で、前年比11.1%の減少となった。原粗油や液化天然ガス、石炭がいずれも下押しに寄与した。

地域別では、米国向けの輸出が1兆1813億円と前年比2.5%減少し、3カ月ぶりに減少に転じた。輸出では、欧州連合(EU)向けが5610億円と前年比2.6%減少、アジア向けも3兆4454億円と同4.3%の減少だった。

中国向けは前年比3.8%増の1兆3595億円と、5カ月連続でプラスを確保した。

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*財務省の発表資料は以下のURLをクリックしてご覧ください。

http://www.customs.go.jp/toukei/latest/index.htm

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