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Twitter、ライブ動画サービス「Periscope」を2021年3月末に終了

» 2020年12月16日 07時27分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Twitterは12月15日(現地時間)、ライブ動画サービス「Periscope」の単体サービスとしての提供を、2021年3月末に終了すると発表した。過去2年間で使用量が減少し、維持コストがかさんできたため。Periscopeを終了することで、Twitterでのライブ動画作成ツールの強化に専念できるようになるとしている。

 periscope

 次のアップデート(同日配信の予定)で新たなアカウントを作れなくなり、3月31日にアプリがアプリストアから削除される。「スーパー放送者」は来年4月末までに獲得したスター(投げ銭)を換金する必要がある。過去に投稿したコンテンツは間もなくダウンロードできるようになる見込みだ。アーカイブは読み取り専用としてperiscope.tv/periscopecoに残る。

 Twitterは2016年12月、公式アプリにライブ動画配信機能を追加しており、この時点でPeriscopeのほとんどの機能がTwitterアプリに統合されていた。

 Periscopeは、Twitterが2015年1月に買収した同名企業のサービスを、自社サービスとして2015年3月に公開したものだ。同社は四半期業績発表をPeriscopeで行っていた時期もあり、ジャック・ドーシーCEOは最近もPeriscopeでライブ配信を行っているが、ユーザー数は伸びなかった。

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