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視野角制御フィルムというものは普通、横方向への光の進行を遮る必要上、ルーバーと呼ばれる板状の構造体をフィルムの厚み方向に立てる必要があるので、フィルムというよりシートみたいな厚みになってしまい、透過率もかなり下がるものが多かったのですが、完全にこれとは異なる発想のものですね。
光の制御、色素技術、ナノ粒子技術など、写真フィルム関係の技術を余すところなく突っ込んできた感じが面白い。

それにしても膜厚4μmはすごい。さすがにこの厚みでは自立できないでしょうから支持フィルムにコーティングするのだとしても、総厚みは精々50〜100μmかそこらに収められるでしょう。かなり透過率の良い製品になりそうですね。そもそもコーティングで作るものなのかどうかを知らないので完全に想像で言っていますが、Roll to Rollで加工できるなら生産性も良いでしょう。むちゃ高い色素とかでなければ。見守りたい製品。

そういえば富士フイルムは、以前から、視野角「拡大」フィルムなんてのもやってますね。
液晶ディスプレイは原理上画面に垂直な方向にしか光が出にくいのですが、最近の液晶ディスプレイは、左右の斜め方向から見ても明るくはっきり像が見えるのは、このような工夫があるからです。
WVフィルム
https://www.fujifilm.com/jp/ja/business/manufacturing-process/flat_panel/wvfilm

WVフィルムも当初は、斜め方向から見たときの輝度やコントラストは維持できても色が黄色く変って見えてしまうなど、色々と技術的な苦労もあったようです。
本記事の視野角制御フィルムとは真逆の用途ではありますが、このような既存事業での蓄積も少なからず生きているのだろうなと想像しています。

これ、直接話聞きたいなあ。