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洋上風力、目標引き上げで官民合意へ 最大原発45基分

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伊藤弘毅 桜井林太郎
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 再生可能エネルギーの切り札として期待される洋上風力発電について、日本は2040年までに3千万~4500万キロワットの導入をめざす。発電能力で原発30~45基分に相当する。

 政府と民間企業でつくる協議会で合意し、15日に発表する。菅政権が掲げた「50年までに温室効果ガスの排出実質ゼロ」実現に向け、年末にもまとめるグリーン成長戦略の実行計画に盛り込む。

 再生エネは30年度までに総発電量に占める割合を22~24%にするとの目標がある。洋上風力を増やすことで、再生エネ全体の目標引き上げを求める声も強まりそうだ。

 洋上風力は場所の制約が少なく、先行する欧州ではすでに2千万キロワットを超える。日本はいまは1万~2万キロワット程度だ。従来の政府計画では、30年度までに82万キロワットにする予定だった。新たな目標は30年ごろに1千万キロワット、40年に3千万~4500万キロワットに引き上げる。

 経済産業省などは、長期目標…

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