【マレーシア】マハティール氏、アンワル氏の下院掌握否定［政治］

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注目のコメント

• 川端 隆史

  ジョーシス株式会社 シニアエコノミスト

  ・2020年12月15日

  アンワールが政権を取れるようで取れない理由。
  
  1　与野党が拮抗しているが、野党が一枚岩ではない。アンワールを推さない野党議員が僅か数議席だったとしても、それだけでも過半数に届かない。少なくとも、本記事に出ているマハティールはアンワールを推していない。彼のグループは小さいがそれだけでも、政権奪取は遠のく。
  
  2　与党議員から野党に寝返ることによるリスクとメリットを比べると、リスクの方が大きい。野党議員が足りないならば与党からという話しになるが、仮に寝返っても本当に政権を取れる保障はない。もし失敗すれば、党外議員は干される。1のとおり野党の議席読みが微妙。仮に10名ぐらい寝返ったとしても政権を奪取できない可能性がリスク。それ以上の20名の寝返りはハードルが高い。