日本原電に規制委が異例の立ち入り検査…敦賀原発の資料書き換え問題で

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 日本原子力発電(本店・東京都台東区)が再稼働を目指す敦賀原子力発電所2号機(福井県)の審査資料を無断で書き換えた問題で、原子力規制委員会は14日、日本原電本店の立ち入り検査を始めた。

 原発の審査中に発覚した問題で規制委が立ち入り検査を行うのは異例。

日本原子力発電の立ち入り検査を実施する原子力規制委員会の職員(14日午前、東京都台東区で)=菅野靖撮影
日本原子力発電の立ち入り検査を実施する原子力規制委員会の職員(14日午前、東京都台東区で)=菅野靖撮影

 この日立ち入ったのは、規制委の検査担当職員7人ら。古金谷敏之・検査監督総括課長は検査の冒頭、「誠実な対応をお願いしたい」と述べた。検査は15日まで行う見通し。

 問題となっているのは、原発敷地内の地盤や断層に関するデータが記載された資料。調査会社のデータに基づき日本原電がつくったもので、80か所で書き換えが見つかっている。

 日本原電は社内調査の結果を規制委に報告したが、規制委は11月30日の会合で「原因が十分に分析されていない」として立ち入り検査の実施を通告していた。規制委は調査方法などを聞き取り、調査結果を裏付ける資料の提出を求める方針。

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1698700 0 社会 2020/12/14 11:02:00 2020/12/14 12:03:05 2020/12/14 12:03:05 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/12/20201214-OYT1I50012-T.jpg?type=thumbnail

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