【一問一答】脳を鍛える、8つのギモンに答えます
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ギモンや問いって、何かを理解する上で重要ですね。ギモンを持ちながら情報を得た方が、理解は進むようです。
この6つは、脳を適切に理解するための良いギモン。
「どうすれば記憶力を強化できる?」
「お酒を飲みすぎると脳が萎縮するって本当?」
「大人は脳細胞が増えない?」
「集中力を高める方法は?」
「スマホに依存しすぎると脳によくない影響がある?」
「運動すると脳が活性化する?」
一方で、この2つは、勘違いや誤解の通説に基づくギモン。
「右脳はひらめき、左脳は論理的思考と言われるが、右脳と左脳を使い分けるとことはできる?」→前提が間違い
「男性と女性では、脳のつくりが違う?」→男女差より個人差の方が大きい
右脳型・左脳型、男性脳・女性脳という言葉は、脳についての誤解や差別につながる弊害があるので、正しい理解を広めていきたい。
注目のコメント
脳について誰もが一度は抱いたことがある疑問や、科学的根拠なく流布されている”俗説”について、神経科学者の大隅典子・東北大学教授にわかりやすく解説していただきました。(大隅先生には今月からプロピッカーになっていただいています!)
取材していて一番ぎょっとしたのは、お酒を飲みすぎると脳が縮むという研究。また、睡眠の大切さも改めて知りました。10代の頃、読書でよく夜ふかししていたのが悔やまれます。今後は徹夜も絶対に避けたいところ…
また、ぜひともご紹介したいと思ったのは、いわゆる「男性脳」「女性脳」にまつわる内容です。
平均値をとれば脳のつくりで男女差はあっても、それはあくまで平均値であり、実際には性差より個人差の方が大きいこと、男性の方が理数系の科目が得意だというのは明らかに間違いだということ——については、日本ではまだ誤解している人が多いのではないでしょうか。周りにそういう大人が多いと、女子の学習意欲や進路選択に悪影響を与えてしまいます。理系出身の1人として、誤解がなくなることを強く願っています。脳の素朴なギモンや、巷で言われている通説、そして気になるアルコールとの関係など、身近で切実な問題について、プロピッカーの大隅典子・東北大学副学長・教授に解説していただきました。
取材の現場では、アルコールに関する話題のところで記者の表情が曇りました。チェイサーとお酒を交互に飲むこと自体は普通のことではありますが、どうしても水を飲むのを忘れがちなので、脳の保全のためにも気をつけたいところです。