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【新教養】あなたの「脳」はここまで分かってきた

NewsPicks編集部
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  • 須田 桃子
    NewsPicks 編集委員 / 科学ジャーナリスト

    今日から5日間、脳を探求するサイエンスの世界をご紹介します。

    近年の飛躍的な進歩の裏には、「光遺伝学(オプトジェネティクス)」と呼ばれる革新的な技術の登場がありました。記憶や感情の「操作」すら可能にするその技術の凄さや面白さを少しでも感じて頂けたら嬉しいです。

    また、AIによる機械学習で脳の活動を「解読」したり、デバイスを埋め込んで「拡張」しようとしたり、といった研究も進んでいます。取材しながら、こうした技術がさらに進展し、「実用化」されたらどうなるんだろう、と考えずにはいられませんでした。


  • 大塚 泰子
    badge
    デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社 パートナー / 京都大学経営管理大学院客員准教授

    脳科学の領域、ずっと興味があります!
    PwCにも、今年脳科学者の方がJoinされて、色々と新しいソリューションを開発中です。

    先ずは、日本発の国際標準規格である、脳の健康状態を示すBHQ(Brain Healthcare Quotient;脳健康管理指数)という指標を用いて、認知症へのアプローチなども考えられます。

    脳科学の領域は、倫理的な側面と相まって、先ずは認知症領域(人生100年時代と言われる中で、心身ともに健康で長生きする為に)、次いで個人の脳の特徴(どの機能が強いのか等)にまで拡げていけたら、と思っています。

    ちなみに、脳科学者のメンバーが言っていて、すごくいいな、と思ったのは
    「遺伝子は変えられないけれど、脳は鍛えればまた元気になるので、そこが面白い」
    とのこと。

    Brain-tech領域、この先数年は個人的に興味関心の中心にありそうです。

    https://www.pwc.com/jp/ja/knowledge/column/technology-driven/technology-lab-insight03.html


  • 紺野 大地
    東京大学 医師、神経科学者

    東京大学の池谷裕二先生の研究室で、脳と人工知能をつなぐ研究をしている紺野大地と申します。

    取り上げられている光遺伝学はたしかに大きなブレークスルーですが、ウイルスなどを用いて遺伝子を導入する必要があるため、人間に用いることは(少なくともしばらくは)困難だということは押さえておく必要があるでしょう。

    また、イーロン・マスクのNeuralinkをはじめとして、この先10-20年で脳を対象としたBrainTechからネクストGAFAが生まれることも予想されており、脳と人工知能から目が離せません。

    Twitterやnoteでは脳と人工知能の最新研究を紹介しているので、興味のある方はぜひご覧ください!

    Twitter
    https://twitter.com/_daichikonno

    note
    「脳科学・神経科学を学びたい人への入門ガイド」
    https://note.com/daichi_konno/n/n08162c9c71bd
    「イーロン・マスクとNeuralinkは脳科学をどう変えるのか」
    https://note.com/daichi_konno/n/n2275ea0301f6


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