[10日 ロイター] - 米小売り大手ウォルマートは10日、新型コロナウイルスワクチンが承認された後に、各州との合意に基づいて顧客と従業員へワクチンを投与すると明らかにした。

ウォルマートは、ウォルマート店舗内と会員制倉庫型店舗サムズ・クラブ内の合わせて約5000カ所の薬局にワクチンの保存要件を満たした冷凍庫とドライアイスを準備していると説明した。同社はまた、長期介護施設でのワクチン接種も支援する方向で各州と協力している。

ウォルマートは「誰にいつワクチンを投与するかは州の判断となる。わが社はそれについて発言権はないが、投与面で州を支援する準備は整っている」と述べた。

米ドラッグストアチェーンのCVSヘルスとウォルグリーン・ブーツ・アライアンスも、長期介護施設の入所者へのワクチン投与で政府と合意している。米政府は製薬大手ファイザーのコロナワクチン1億回分を確保した。