心を病む人を「薬漬け」にする精神医療への懐疑
東洋経済オンライン
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ある精神科医から聞いた話を踏まえて、
統合失調症にはいくつかのサブタイプがあり、診断は実は難しくまだ研究中です。発症メカニズムも遺伝的要因、心理社会的要因の他もありますが、いずれも仮説の域です。
中脳から出るドーパミン経路が主に4つあり、ドーパミン過剰で陽性症状が現れる経路と、ドーパミン不足で陰性症状が現れる経路が混在しており、「あちらを立てればこちらが立たず」で薬のコントロールは難しいと聞きます。
また、パーキンソン症状(EPS)は統合失調症では出なく、薬の副作用で出る症状です。しかし長期入院患者になると、薬の効果と副作用が多重(副作用止めの薬の副作用…)になっており、何が効いているのかわからなくなり、薬を止めるとかえってドーパミンのバランスが崩れて危険です。
精神科医の良し悪しは「処方」を見るそうです。メインに何を使っているか、それを補完するための薬は何かを見ると、医師の考えがわかってくる。
投薬については、基本的には症状が良くなれば薬は減らすので、「症状が落ち着いているから量はこのままで」という医師は怪しいそうです。