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3つほど気になる点を。

一つ目は、水素製鉄法。①にあるが、高炉は利用したまま、今は一酸化炭素を注入して還元しているのの代わりに水素を入れる。ただ、水素は燃えやすいし、制御は難しそう。あと、石炭なども利用して還元をしていて(②)、全部の還元が一酸化炭素ではない(石炭の方がメインだと思う)。
https://www.jisf.or.jp/course50/tecnology01/
https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/course50.html

二つ目は、コスト競争力。グローバルには中国の粗鋼生産量が圧倒的。中国は景気対策で足元は建設需要が上がっているはずで今年になって粗鋼生産が最高、輸入も増加している(下記)が、一方で何度となく供給過剰が国内、そして国際市況にも影響している。
記事のような施策をとれば、二酸化炭素分へのペナルティを、二酸化炭素の削減分以上に付加するといったことをしないと、コスト不利になるのではないか。認証通っていないものを使わない、という施策もできるが、国内コストアップ、国際競争力の低下などのリスクはある。
Baoshanについて記事に出ているが、まだ覚書だし、国営以外に山ほどいる状態…これまで政府主導でキャパ減をしようとしても上手くいかなかったり、鉄鋼は中国政府でさえなかなかうまくコントロールできていない産業という認識(生かさず殺さず、というスタンスのレベルで、いざとなればもっと強行するだろうが)。
https://newspicks.com/news/5176505

三つ目は、最近気になっている「水素」文脈。立て続けに、水素関連の報道が出てきている(いずれも日経から…)。おまけにいわゆる重厚長大系に絡むところなので、色々と動きがあるのだろう。

『水素を30年に主要燃料に 目標1000万㌧、国内電力1割分』
https://newspicks.com/news/5446779
『電力会社に排出枠 経産省検討、再生エネ拡大促す』
https://newspicks.com/news/5452702
「CO2を出すなというのは生産するなとほぼ同義」な産業の代表が鉄鋼業界だという認識がこれまであったと思います。今が大きな転換期ですね。

これまでも製鉄プロセスの改善や副生ガス利用、排熱回収等で可能な限り製造工程の脱炭素が進められてきましたが、コークスで還元する限り、削減には限界があるとされてきました。そこでコークスの代わりに水素を使おうというのが水素製鉄法です。元々日本鉄鋼連盟は30年度までの実用化を目指し実証を進めてきましたので、今回改めて導入目標をどう設定するのか気になります。

「グリーン•アルミ」と同じように、より脱炭素に近い新たな鉄鋼製品を、これまでの環境配慮製品よりも一層価値が高い「グリーン鉄」として売り出し、それを環境意識の高いメーカーが積極的に採用するという好循環が必要だと思います。
昨年、日本鉄鋼協会で脱炭素について講演させてもらう機会を頂き、その際に製鉄の脱炭素技術についても議論しましたが、正直無理なんじゃね?という印象をもちました。どこまで本気なんでしょうね。出す製品にも依ると思いますが。
「水素製鉄法」ハードルの高い水素活用モデルに本気で取り組む姿勢が見えてきた。出来たらいいな感から、やり遂げる感に変わったという事だろう。製造業におけるCo2の発生は鉄鋼が1番。1番大きい所から変わるのは、意味がある。
「二酸化炭素(CO2)の排出を大幅に抑えることできる水素製鉄法の導入を目指すほか、排出ガスの少ない電炉への置き換えも進める。」
鉄鋼業界で温暖化ガスの排出量をゼロするというのはなかなか大変なことですね。2050年とかなり先の話ではありますが、今から動いていかないと達成でいない大きな目標だと思いました。
これはなかなかすごいコミットだと思います。